2009年 01月 18日
キジ狩りの楽しさと危なさ。 |
恒例の出勤前出猟。
土日祝はお店が10時開店のため(平日は正午から)、狩りができるのがかなりの短時間となる故見合わせることも多いのですが、逆に同行見学希望者に土日休みの方が多いことも事実。
メンツはいつもの勢子連最少人数+かつてお世話になったルアーショップのS店長。前々から見たい行きたいということでしたので、日取りを合わせてのまさにこの日。
土曜日なので、6時集合で9時過ぎには店に帰らねばなりません(9時半に朝礼)。
東の空が朝焼けで赤く染まるまだ薄暗いうちからクルマで多発地帯をグルグル巡回するも、キジがあまり出ていない・・・。
今日はどうやらいわゆるハズレ日。うーん残念。
それでも目視キジの少ない朝ながらも、数少ないチャンスに何度かアタックを仕掛けて見どころを作っているうちにいよいよ時間切れ。タイムアップです(T.T)
箱に鷹を仕舞って、まったくの不完全燃焼ながらも
「すんません、仕事あるんで帰りましょう。」
んじゃちょっぴり道すがら田んぼでも見ながら帰りますか、とクルマを帰路に。
と、早速いきなりキジ!
鷹の眼を持つ勢子連メンバーのO氏。彼の発見能力の高さは天下一品。確かに刈り取られた田んぼの二番穂の隙間に目視できる。それも近いっ!
まずは人だけのプレスを軽く掛けて伏せたところに、ちゃっちゃと勢子がフォーメーションを組んで囲んで。
そして残波をスタンバイして頃合いを見て拳からスタートさせる。
と同時にドンピシャで立たせようと、勢子が一気に走り込みスーパープレッシャーを掛ける!
しかし人も鷹もタイミングを外され、ドルルルウウ・・と飛び去さられる・・・・。
あーあ・・・。
ん?
飛ぶ方向を目で追うと、それほど飛ばずに結構近いボサに入ったのを確認。
それも広すぎずの電柱もありのナイスシチュエーション!
ただ真横にはビュンビュンクルマの通る交通量の多い幹線道路が。
とりあえず電柱の天辺に鷹を上げるが、鷹とキジが絡んだところに万が一クルマが来ては危ないので、なるべく道路側にはキジが飛ばないような方向からボサに入り、ガサガサと圧す。
と、残波が急降下!ボサにバスン!と突っ込む!
駆け寄ると掴めなかった様子でまた電柱に上がり直す。
そしてボサをじっと見込む。もっと圧せと(笑)。
飛び去ってないので絶対にいるはず!とさらにボサを圧し進めると、ボサの中を這うキジに再び残波がバシュッとダイブ!またダメでそしてまた電柱へ。
出ないキジを相手にこれを数度繰り返していると、ボサに入れない小奇麗な格好で参加のゲストのS店長が、側から
「残波が突っ込んだらこっちの方へガサガサ逃げる音がしたよ、たぶん」
と。
ボサに入っていると自分の踏む音でキジの走る音はかき消されて聞こえないこともしばしば。ボサ横に立っててもらってよかった。S店長の言葉を信じて音が発せられたスポットにガサガサと歩み寄ると、
ドロロロ!!!!出たぁ!
残波、その飛び立ち際に電柱より猛ストゥープ!
しかしキジが出たのは道路側。上からのアタックにキジは低く飛び、惜しくも接触しかかるも、キジの飛び去る速度に諦めた残波はフワリ。
ところが!!
低くキジの飛んだ先には道路を越えてなんと交番。
「あれって当たるんじゃ・・・」
ボコっと鈍い音とともに交番の正面の壁に当たって落ちるキジ・・。
人と鷹のコンビの攻めに、焦りまくって当たったよう。
結構良く聞く話だが、自分たちは初体験で大興奮!
キジが壁にぶち当たるのを見て残波一変。リスタート!
当たって落ちたキジは生きていて壁の向いのコンビニ駐車場方向へふらふらと飛び上がる。そこへ急行した残波が上から掴み掛る!引きずられながらも持ちかえて頭取りで押さえ込む!
やった!
またまたところが。
完全に動きを封じ込めて羽を引き始めているのがそこはまさに道路上。それもセンターラインど真ん中。土曜とはいえそこそこの交通量で、行き交うクルマが大きく横へ避けて通ってくれているのが幹線道路越しに見て取れるものの、見ている方は危なっかしくて背筋がヒヤヒヤ。
交番の前にはお巡りさんが仁王立ちしているが微動だにしない。
すっ飛んできたキジが当たっても、それを追いかけて来た鷹が目の前で掴んでも、渋滞気味の道路の真ん中でそれを食べ始めても仁王立ち・・・。
じれったい歩行者用の信号が変わるのを待って交差点を渡って現場へ到着し、派出所とコンビニの間の道路に飛び出してクルマを止め、キジごと鷹を据え上げてお巡りさんに一礼。それでも微動だにしないこの人って・・・?
こうして、壁にぶち当てにて4羽目のキジゲットです!!
・・・っていうか、時間がめちゃヤバイ!遅刻するっ!!狩りは成功を収めても社会人として失格は自分の美学に反します。まぁ当たり前のことですけど・・・。
鷹も獲物もクルマに放り込んでダッシュ!勢子カーでカッ飛んで貰って店に着くと、何とか朝礼にはギリギリセーフでした・・・。
そしてそして夜のお楽しみ。
今回は同行できなかった、いつものカメラマンS氏宅にて。一緒に来てればきっといい写真が撮れたのに(今回掲載の写真は彼の残波ライブラリーの中からのイメージ画像です)。
またもや絶好のチャンスをモノにできなかった悔しそうな彼の舌打ちが酒の肴です(笑)。
捌いてみて年末のキジよりも脂分が落ちているのは、やはり年明けからの冷え込みのせいでしょうか。
でも、ムネ、モモの刺身はチコリと一緒にいただくとやはり絶品。
日本酒が合います。
もう一本のモモはシンプルに塩胡椒だけで焼きにて。
歯応え充分で旨みも充分。
そしてボディはまたもやパイ包み焼きで。オーブンから取り出すと、とってもいい香りが部屋に充満します。こちらは赤ワインがぴったり。
そういえばムネ肉のステーキも出ましたが、その頃には酔っ払いすぎて撮影忘れました。
いやいや、御馳走様でした♪
残波、勢子連のみんな、仁王立ちのお巡りさん、ありがとう。
土日祝はお店が10時開店のため(平日は正午から)、狩りができるのがかなりの短時間となる故見合わせることも多いのですが、逆に同行見学希望者に土日休みの方が多いことも事実。
メンツはいつもの勢子連最少人数+かつてお世話になったルアーショップのS店長。前々から見たい行きたいということでしたので、日取りを合わせてのまさにこの日。
土曜日なので、6時集合で9時過ぎには店に帰らねばなりません(9時半に朝礼)。
東の空が朝焼けで赤く染まるまだ薄暗いうちからクルマで多発地帯をグルグル巡回するも、キジがあまり出ていない・・・。
今日はどうやらいわゆるハズレ日。うーん残念。
それでも目視キジの少ない朝ながらも、数少ないチャンスに何度かアタックを仕掛けて見どころを作っているうちにいよいよ時間切れ。タイムアップです(T.T)
箱に鷹を仕舞って、まったくの不完全燃焼ながらも
「すんません、仕事あるんで帰りましょう。」
んじゃちょっぴり道すがら田んぼでも見ながら帰りますか、とクルマを帰路に。
と、早速いきなりキジ!
鷹の眼を持つ勢子連メンバーのO氏。彼の発見能力の高さは天下一品。確かに刈り取られた田んぼの二番穂の隙間に目視できる。それも近いっ!
まずは人だけのプレスを軽く掛けて伏せたところに、ちゃっちゃと勢子がフォーメーションを組んで囲んで。
そして残波をスタンバイして頃合いを見て拳からスタートさせる。
と同時にドンピシャで立たせようと、勢子が一気に走り込みスーパープレッシャーを掛ける!
しかし人も鷹もタイミングを外され、ドルルルウウ・・と飛び去さられる・・・・。
あーあ・・・。
ん?
飛ぶ方向を目で追うと、それほど飛ばずに結構近いボサに入ったのを確認。
それも広すぎずの電柱もありのナイスシチュエーション!
ただ真横にはビュンビュンクルマの通る交通量の多い幹線道路が。
とりあえず電柱の天辺に鷹を上げるが、鷹とキジが絡んだところに万が一クルマが来ては危ないので、なるべく道路側にはキジが飛ばないような方向からボサに入り、ガサガサと圧す。
と、残波が急降下!ボサにバスン!と突っ込む!
駆け寄ると掴めなかった様子でまた電柱に上がり直す。
そしてボサをじっと見込む。もっと圧せと(笑)。
飛び去ってないので絶対にいるはず!とさらにボサを圧し進めると、ボサの中を這うキジに再び残波がバシュッとダイブ!またダメでそしてまた電柱へ。
出ないキジを相手にこれを数度繰り返していると、ボサに入れない小奇麗な格好で参加のゲストのS店長が、側から
「残波が突っ込んだらこっちの方へガサガサ逃げる音がしたよ、たぶん」
と。
ボサに入っていると自分の踏む音でキジの走る音はかき消されて聞こえないこともしばしば。ボサ横に立っててもらってよかった。S店長の言葉を信じて音が発せられたスポットにガサガサと歩み寄ると、
ドロロロ!!!!出たぁ!
残波、その飛び立ち際に電柱より猛ストゥープ!
しかしキジが出たのは道路側。上からのアタックにキジは低く飛び、惜しくも接触しかかるも、キジの飛び去る速度に諦めた残波はフワリ。
ところが!!
低くキジの飛んだ先には道路を越えてなんと交番。
「あれって当たるんじゃ・・・」
ボコっと鈍い音とともに交番の正面の壁に当たって落ちるキジ・・。
人と鷹のコンビの攻めに、焦りまくって当たったよう。
結構良く聞く話だが、自分たちは初体験で大興奮!
キジが壁にぶち当たるのを見て残波一変。リスタート!
当たって落ちたキジは生きていて壁の向いのコンビニ駐車場方向へふらふらと飛び上がる。そこへ急行した残波が上から掴み掛る!引きずられながらも持ちかえて頭取りで押さえ込む!
やった!
またまたところが。
完全に動きを封じ込めて羽を引き始めているのがそこはまさに道路上。それもセンターラインど真ん中。土曜とはいえそこそこの交通量で、行き交うクルマが大きく横へ避けて通ってくれているのが幹線道路越しに見て取れるものの、見ている方は危なっかしくて背筋がヒヤヒヤ。
交番の前にはお巡りさんが仁王立ちしているが微動だにしない。
すっ飛んできたキジが当たっても、それを追いかけて来た鷹が目の前で掴んでも、渋滞気味の道路の真ん中でそれを食べ始めても仁王立ち・・・。
じれったい歩行者用の信号が変わるのを待って交差点を渡って現場へ到着し、派出所とコンビニの間の道路に飛び出してクルマを止め、キジごと鷹を据え上げてお巡りさんに一礼。それでも微動だにしないこの人って・・・?
こうして、壁にぶち当てにて4羽目のキジゲットです!!
・・・っていうか、時間がめちゃヤバイ!遅刻するっ!!狩りは成功を収めても社会人として失格は自分の美学に反します。まぁ当たり前のことですけど・・・。
鷹も獲物もクルマに放り込んでダッシュ!勢子カーでカッ飛んで貰って店に着くと、何とか朝礼にはギリギリセーフでした・・・。
そしてそして夜のお楽しみ。
今回は同行できなかった、いつものカメラマンS氏宅にて。一緒に来てればきっといい写真が撮れたのに(今回掲載の写真は彼の残波ライブラリーの中からのイメージ画像です)。
またもや絶好のチャンスをモノにできなかった悔しそうな彼の舌打ちが酒の肴です(笑)。
捌いてみて年末のキジよりも脂分が落ちているのは、やはり年明けからの冷え込みのせいでしょうか。
でも、ムネ、モモの刺身はチコリと一緒にいただくとやはり絶品。
日本酒が合います。
もう一本のモモはシンプルに塩胡椒だけで焼きにて。
歯応え充分で旨みも充分。
そしてボディはまたもやパイ包み焼きで。オーブンから取り出すと、とってもいい香りが部屋に充満します。こちらは赤ワインがぴったり。
そういえばムネ肉のステーキも出ましたが、その頃には酔っ払いすぎて撮影忘れました。
いやいや、御馳走様でした♪
残波、勢子連のみんな、仁王立ちのお巡りさん、ありがとう。
by peponi-m
| 2009-01-18 20:50